チェック方法
その1 一般選手コース(中学生以下はこのテストのみ)
@踵屈伸テスト(立位) 10点
両足をそろえて立ち、踵(かかと)を浮かさないようにしてしゃがみこみます。スムーズにできたら10点とします。
A片脚踵立ち上がり3回テスト 10点
片脚と両手を前に伸ばし、おしりを床につけず片脚で3回立ち上がります。右左ともにぐらつかずにできたら10点とします。
B親指−背テスト(立位) 10点
立って、腰に手をまわし、背骨を上にたどります。左右の肩甲骨の一番下の部分を結んだ線まで、親指のつけ根がとどいたら10点とします。
C大腿四頭筋の柔軟テスト(うつぶせ) 10点
うつぶせの状態で全身の力をぬき、パートナーが人差し指1本の力で膝を曲げていきます。左右とも、かかとがおしりについたら10点とします。
D片膝抱えテスト(あお向け) 10点
あお向けで片膝を胸につけるように抱え込みます。このとき、反対の足が浮き上がらずに、左右ともにできたら10点とします。
E膝立て内旋テスト(あお向け) 10点
股関節を45°開き、膝を90°曲げた姿勢をとり、パートナーが膝を内側に倒します。このとき、パートナーは両側の骨盤が浮き上がらないようにおさえます。両膝が無理なく触れることができたら10点とします。
F腹筋テスト(あお向け) 10点
あお向けで両膝を曲げ(おしりとかかとの距離が30cm)、両手を頭の後ろで組み、足を浮かさずに腹筋を使って体を起こすことができたら10点とします。
Gゆりかご40秒テスト(あお向け) 10点
あお向けで、両足をつま先まで伸ばし、かかとは床から約30cm浮かせます。両足は伸ばした状態で耳の後ろで組み、あごをひき、胸に「ふくみ」をもたせます。この姿勢を保ったまま、腰を支点にして上下に振り子のように揺れます。姿勢をくずさず40秒振り子ができたら10点とします。
以上を80点満点で計算しましょう。   採点    点

 ※80点あればケガをしない。


その2 エリート選手コース


Hウイングテスト1(膝伸ばし位、あお向け) 20点
両手を上にあお向けで全身の力を抜き、パートナーに肩甲骨を押さえてもらいます。足を90°上げ、膝を伸ばしたまま足を反対側に床につけるように腰をひねります。この時、パートナーは肩甲骨が浮かないようにしっかり固定します。両方の足先を床につけることができたら20点とします。

Iウイングテスト2(膝曲げ位、あお向け) 20点
Hと同じように行いますが、この場合は膝を90°曲げた状態で行います。両膝を床につけられた場合に20点とします。
Jクラウス−ウェーバー腹筋テスト 20点
Fと同じようにあお向けで両膝を曲げ(おしりとかかとの距離が30cm)、右手で左肩、左手で右肩をさわります。足を浮かさずに腹筋を使い体を起こせた場合は20点とします。
K肩外旋テスト(立位) 20点
立位で手を後ろからまわし、首筋から背骨をさわります。中指のつけ根が、一番飛び出している骨(第7頸椎)より下にとどいたら20点とします。左右ともできた場合。
Lゆりかご90秒テスト(あお向け) 20点
Gと同様に、90秒行います。
M片脚つま先立ち上がり3回テスト(立位) 20点
Aと同じように片脚と両手を前に伸ばします。支持している足はつま先立ちをしたまま3回立ち上がります。両足ともできたら20点とします。
以上を120点満点で計算しましょう。   採点    点
その1の点数とその2の点数を足して200点満点で計算しましょう。
合計      /200点

※100点以下はケガをしやすい。


トレーニング〜対処法〜
@立位四股
両脚を大きく開いて立ち、両手は両膝にあてて上体を支え、この姿勢からおしりを後ろに突き出すようにしながら腰を落としていくと股関節につまりをかんじます。この時ゆっくり息を吐きながら腰を落とし、息を吸いながら腰を戻しましょう。
A立位四股捻転
立位四股の姿勢から背筋を伸ばしたまま上体をひねります、立位四股と同じように、股関節のつまりを感じます。このつまりをとくように息をゆっくり吐きながら行いましょう。
B片脚ブラブラ
壁に横向きに手を添えます。浮いた脚を約10cm程度振り上げ、ストンと力を抜きます。この動作を振り子のようにリズミカルに左右30回ずつ行います。
C脚スイング
壁につかまり、足を少し開いて立ちます。上半身は正面を向いたまま、片方の膝を脱力させ左右に振ります。振り始めのみ少し力を入れ、脚が最高位になったところで脚の力を抜くことがポイントです。

Dゆりかご
テスト方法と同じように行います。20秒→30秒→40秒→50秒→60秒→90秒と徐々に安定して行えるようにしましょう。困難な場合には両手を胸の前に組んで行いましょう。
Eヒラメ筋ストレッチ
正座の姿勢からストレッチしたい方の脚を立てて、かかとをできるだけ体に近づけます。立てている膝を両手で持ち、体を前に倒します。このとき、立てている膝に体重を乗せて、20秒数えます。
F抗重力筋UP
低めのいすや台を用意し、@Mの立ち上がりテストと同じように、片脚と両手を前に伸ばし、その姿勢からできるだけ反動を使わないように立ちます。
G胸郭、肩甲骨運動
両手両膝をつき、肩甲骨に間に手が挟まるように肩甲骨を寄せ合わせます。次に、胸椎を上からつられるようなイメージで背中を丸め、肩甲骨を離します。この動作を10回繰り返します。

H上腕三頭筋ストレッチ
Kの肩外旋テストと同じ姿勢をとり、手は同じ側の肩を触れたまま、肘を反対側に押してストレッチを行います。
I腸腰筋ストレッチ
片膝を立てた状態から、骨盤を前下方に落としていく感じで、股関節の前方にある腸腰筋のストレッチを行います。このとき、体は起こして行いましょう。
脇元先生(船橋整形外科理学診療部長)の講演会より